ソフトバンク小久保監督「敗戦の責任は僕にある」 DeNA打線にのまれ、日本一ならず
DeNA11-2ソフトバンク(3日、日本シリーズ第6戦) ソフトバンクは投打ともにパ・リーグを圧倒した戦力が鳴りを潜め、大一番で完敗した。小久保監督は「敗戦の責任は僕にある。選手は頑張った」と唇をかんだ。 【写真】優勝し、胴上げされるDeNA・三浦大輔監督 エースの有原に先発を託して必勝を期すも、まさかの展開になった。二回先頭の筒香に浴びた一発が試合の分岐点。第5戦まですべて先制したチームが勝っていただけに、右腕は「先制点を与えてはいけない試合ということは分かっていた」と悔やんだ。 有原が3回4失点で降板すると、リリーフ陣もDeNA打線にのみ込まれた。指揮官は「(有原は)プレッシャーもあったし、どのピッチャーも打線の迫力をすごい感じていた」と振り返った。 打線も三回まで無得点で、日本シリーズワーストの29イニング連続無得点を記録。シリーズ通じて日替わり打線を組むなど苦悩の色はにじんだが、小久保監督は「そのメンバー以外で戦ってきていないのでね」と振り返り、打線を信頼していたことを強調した。 就任1年目での日本一は逃したが、「(リーグ制覇は)変わることはないので、(選手たちは)胸を張って(福岡に)帰ってほしい」と話し、捲土(けんど)重来を誓った。(大石豊佳)