石田純一が生前葬イベントで「人は生きてきたようにしか死ねない」、妻の理子さんは「生涯の反面教師」と弔辞
俳優の石田純一が8月28日、都内で生前葬を行い、妻の東尾理子さんが「私にとって石田純一はただの夫婦ではなく、毎日驚かされ、生涯の反面教師でした」などと弔辞を読み上げた。 「生前葬」イベントを行った石田純一、東尾理子夫妻 これはこの日から東京・有明の東京ビッグサイトで開催中の「第10回 エンディング産業展」の中で行われた「生前葬」イベント。 まずは石田の幼少期からトレンディードラマでのシーンなどメモリアルムービーが流され、石田は棺の中に入った状態でステージに運ばれると、むくりと起き上がりイスに着席。そしてステージでは大学時代からの40年来の友人からのビデオレターが流された。 そこでは「実はああ見えて、読書家で哲学家で美食家で情熱家で、プロテニスプレイヤーの息子の石黒賢にテニスで勝利していて」と石田を持ち上げたと思いきや「やっとクローザーとして現れた理子ちゃんのお陰で家族に恵まれ、家族を大事にし、理子ちゃんが大好きで、理子ちゃん以外の女性も大好きで。惜しい人を亡くしたと感じております。(松原)千明さんに内緒で川奈でゴルフ合宿をしたり、長谷川理恵さんと3人で遊びに行ったり。とにかく重宝がられて、お邪魔虫のようにカップルの間で同行させていただき、いろいろな経験をさせていただきました」と多くの女性と浮名を流した石田との思い出を明かす。 さらに「ああ見えて、意外と短気。“ゴルフというのはうまくなるだけじゃなくてマナーが大事。キャディーさんを怒ってる人もいるが、ああいうのはダメ”と言われたんですが、何回か一緒にゴルフをやらせてもらう中で目の前でキャディーさんにぶち切れるところを何度も見させていただいた」などと暴露話も。
続いて理子さんが「私にとって石田純一はただの夫婦ではなく、毎日驚かされ、生涯の反面教師。都知事選出馬騒動、コロナ感染騒動、他人事と信じたい数々の経験をしたことは私の心に今も生き続けています。とはいえ、家族としての彼の役割は計り知れないものでした。毎朝、子どもたちを送り届け、休みの日には70歳とは思えないくらい全力で遊び、大人になった壱成くんやすみれちゃんからも慕われ、愛されました。この悲しみの中でも石田純一の継げる部分の遺志を継ぎ、前に進むことが私たちにとっての最大の敬意であり、彼の人生を称えることだと思っています。彼の愛と教えは私たちの心の中に永遠に生き続けるでしょう。あなたの愛と記憶はいつまでも私たちの心に留まります。心より感謝を込めて」などと弔辞を読み上げた。 最後は石田本人が「生前葬というのは皆さんもご存じのように自分も参加できるというメリットがある。ある程度元気なうちに、動けるうちに、意識とか言動がしっかりしているうちにお会いできてお礼や思い出話をできるのが生前葬の良さなのかなと思います」と生前葬を行ってみての感想を述べた。