独、温室効果ガス排出10%減 30年の目標到達見通し
【ベルリン共同】ドイツ連邦環境庁は15日、2023年の温室効果ガス排出量が前年比で10.1%減少したと発表した。ドイツ統一後で最大の減少幅で、30年に1990年比65%削減するとの目標を達成する見通しとなった。大幅減の要因は、再生可能エネルギーの拡大と経済低迷によるエネルギー需要の減少だという。 ドイツは2045年までに実質ゼロにするとの目標も掲げる。ハーベック経済・気候保護相は記者会見で「ドイツは初めて軌道に乗った。順調にいけば30年の目標を達成する」と述べた。 発表によると、23年の排出量は約6億7300万トンで、前年比7600万トン減少した。