今、飲食業界で起きている【カスハラ問題】...バイトも集まらない、配膳ロボットも立ち往生する「八方塞がりの現状」とは
さまざまな業界で人手不足が深刻化している。とくに飲食業界では、「人手不足倒産」や人手不足による「営業時間短縮」などが大幅に増えているという。 何があっても「俺の飯は?」を言い続ける夫に、妻が送りつけた「 あなたの食事はもう…」に続く戦慄の長文LINE! 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は飲食業界の人手不足についてこのように指摘する。 「配膳ロボットや券売機、セルフレジ導入など、飲食業界でも無人サービス化がスピーディーに進んでいますが、このようなものを導入しても、客から呼ばれる機会の多い飲食業界ではどうしても一定以上のマンパワーが必要といえるでしょう。 また、巨額な費用を無人化のための設備にかけられない個人店も多く、今後の飲食業界がどうなってしまうのか、不安の声は高まるばかりです」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は、首都圏郊外にある飲食店で勤務する女性から「人手不足の深刻さ」「サービスの質の低下」「カスハラ」への悩みについてお話を伺った。 「私が勤務しているレストランには、1年以上前に配膳ロボットが導入されました。ロボットは想像以上に優秀ですし、とくにファミリー層からは好評です」 こう話すのは飲食店パート従業員の大脇沙和子さん(仮名/40代)。 「店員ではなく、ロボットに配膳してほしいというお願いをされることもあるほどで、お子さんが『ロボットに会いたい』からここへ食べにきた、と言ってくださる方もいます」 ロボット導入による配膳の効率化が職場環境を劇的に良くした、と感じる一方で、沙和子さんは人手不足によって客の多様なニーズに応えきれないつらさも痛感しているという。 「ロボットに空いたお皿をのせていいか聞かれることがよくありますが、これはお店によって対応が違うと思います。うちの店舗ではありがたくお願いしています。『空いたお皿をのせてください』といった内容のメッセージをロボットを通じて届ける場合もあります」 そのような「お願い」を快く引き受けてくれる客が多い反面、時々あるのがこのメッセージに対する「クレーム」だ。
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