【若一調査隊】「謎の大王」“ミステリアスな古社”「交野天神社」 住宅に突如現れる原生林 第26代天皇・継体天皇が即位した樟葉宮とは?
(若一さん) 「そうです。継体天皇っていうのはですね、日本の天皇の中でも謎に満ちた天皇です。今の天皇・今上天皇が126代の天皇で、継体天皇はちょうど100代前の26代天皇なります。西暦で言いますと継体天皇がお生まれになったのがだいたい450年くらいで、即位されたのが57歳くらいの時ですから、507年か8年かそのぐらいの時期です。日本書紀の中では1番の謎がこの継体天皇に関する謎と言われています。その謎と密接に関わるのがこの場所なんです」
(若一さん) 「こちらが最初の鳥居になります。ちょっと一礼しときましょうか。この神社、そのものはですね、桓武天皇が787年に開かれました。そのきっかけなったのが父君の光仁天皇をここで祭して、お祀りになったと。それが、出発点となってできた神社だと伝えられています」 (五十嵐P) 「桓武天皇って平安京に遷都した天皇ですよね」 (若一さん) 「平安京に遷都したんですけど、平安京で京都に落ち着くまでに、長岡京に居た時期がありましたね。丁度その時期くらいに、ここでそのお父さんをお祀りになさったことがこの神社の出発になっています。長岡京はここから淀川を挟んですぐです」
(五十嵐P) 「住宅街に突然現れたこの森っていう感じで、歩いているとなんか気持ちが良い空間ですね」 (若一さん) 「そうですね。こちらの森が1000年以上の歴史のある、原生林に近い森でしてね。参道沿いは、色々手入れで新しく植樹された部分もあるかもしれませんけど、中の森は昔のままです。2018年でしたかね、台風21号でだいぶこちらの神社も被害を受けられましてね。大きな木がだいぶ倒れたんだとおもいます。昔、私が初めて来た時はもっと大木があって、もっと鬱蒼とした感じがありましたね」 (五十嵐P) 「十分すごい木々が生い茂っているような感じがしますね」
(若一さん) 「こちらに額が上がっています。交野天神社とありますけども、普通は交野天神社そう呼ばれるんです。正式な名称でいきますと、『かたのあまつがみのやしろ』といいます」 (五十嵐P) 「この字でそうやって読むんですか」 (若一さん) 「そうです。天神社と言ったら菅原道真のイメージがありますけども、それよりももっと早い時期から“天神(あまつがみ)”をお祀りしていたということです」
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