ママ友から「保育園は私立のほうが幼児教育にいい」と言われました。費用が高いので公立と考えていましたが、高くても通わせる価値はあるのでしょうか?
私立保育園は幼保無償化制度の利用に制限がある場合がある
保育園の費用を考えるときには、幼児教育・保育の無償化制度が使えるかどうかもポイントです。 前提として、認可施設であれば、公立保育園も私立保育園も無償化の対象となります。これは、住んでいる自治体以外の保育園を選択した場合も変わりません。 私立保育園のうち認可外保育施設は、無償化の対象になるために市町村から「保育の必要性の認定」を受ける必要があるので注意が必要です。また、「保育の必要性の認定」を受けたとしても、無償化の上限額が設けられるため、保育料の金額によっては保護者の負担が発生することとなります。 なお、認可外保育施設の場合も、住んでいる自治体以外の施設を選択しても、認定を受ければ無償化の対象となります。 また、通園送迎費や食材料費、行事費などの園に支払う費用は、公私を問わず無償化の対象外です。そのため、無償化制度を利用したとしても、私立幼稚園のほうが保護者の費用負担が大きくなる可能性が高いでしょう。
「ここに入れたい!」と思える園があるなら私立保育園を検討するのもあり
公立保育園と私立保育園の費用の違いは、主に保育料以外に発生する身の回り品の購入費や教材費、行事費などによるものです。保育料は公私で差がないものの、私立保育園のほうが、保育料以外の支出が多い傾向にあります。 私立保育園のよさは、各園がそれぞれ特色ある教育を実施しているところです。教育内容に共感や感銘を覚え「うちの子はここに入れたい!」と強く思える園があるなら、公立より費用がかかったとしても、私立を選択する価値はあるでしょう。 出典 宇部市 公立保育園と私立保育園の違いは? 金沢市 公立と私立で保育料は違いますか こども家庭庁 幼児教育・保育の無償化制度でよくあるご質問はこちら(1) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部