「たかが肩回しされど肩回し」肩こり以外にもメリット多数!毎日の習慣にすべき理由とは?やり方も紹介
肩のこりや疲れを感じた時にする肩回しには、肩こりの解消や予防以外にも意外なメリットがあります。シンプルな動きなのに嬉しい効果がある肩回しを、毎日の習慣にしてみませんか? 〈写真で詳しいやり方を見る〉メリットしかない肩回しのやり方 ■肩回しで動く筋肉 肩回しでは、主に三角筋、僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋などの筋肉が動きます。特に三角筋や僧帽筋は、全身の筋肉の中でも大きな部位に入ります。これらの大きい筋肉をほぐすことで血流が促進され、疲労物質が排出されやすくなります。さらに、周辺の小さい筋肉への負担も軽減され、肩全体のこりが解消しやすくなります。 ■肩回しの肩こり以外の効果 肩回しは肩こりだけではなく、次のような効果も期待できます。 ■■姿勢の改善 肩回しを行うと、肩甲骨周りの筋肉がほぐれ、肩が正しい位置に戻りやすくなります。特に巻き肩や猫背などの改善に効果的です。肩甲骨を動かすことで背中の筋肉も刺激され、背筋が伸びて、姿勢が整いやすくなります。 ■■血行促進による疲労回復 肩回しは肩甲骨や背中の筋肉を動かすので、上半身全体の血行が良くなります。これにより、筋肉内の老廃物が排出されやすくなり、疲労感が軽減され、全身のリフレッシュ効果が期待できます。 ■■ストレス軽減 肩や首に緊張感があると、精神的なストレスも感じやすくなりますが、肩回しで肩や首周りの緊張がほぐれると、気持ちもスッキリして自然とリラックスした状態になり、ストレスの軽減につながります。 ■■代謝のアップ 肩回しで肩まわりの比較的大きな筋肉が動くと、基礎代謝が上がり、脂肪燃焼効果が高まります。さらに、肩回しは背中の筋肉にもアプローチするので、上半身全体の広範囲にわたって筋肉を刺激することになります。 ■今日から毎日10回やってみよう!シンプルな肩回しと効果アップのコツ ■■やり方 両手の指先を左右それぞれの肩につけたまま、肘で大きな円を描くようにして肩を回す。前回し、後ろ回しをそれぞれ10回を目安に行う。慣れてきたら、回数を増やしてみる。 ■■効果アップのコツ ① ゆっくりと大きく動かす 急いで小さく動かすよりも、ゆっくりと大きな動きを意識しましょう。 ② 呼吸に合わせる 動きに合わせて深い呼吸を取り入れると、リラックス効果が増し、筋肉がさらにほぐれやすくなります。肩を回す時に、吸いながら肩を上げ、吐きながら肩を下げてみましょう。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子