侍ジャパン・高橋宏斗、「プレミアは目標にしていた舞台」 1年半ぶり日の丸ユニ、「自分が引っ張っていくじゃないですけど」
「ラグザス presents 第3回 プレミア12」(11月9~24日)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」が29日、宮崎市の清武総合運動公園で直前合宿をスタートした。井端弘和監督(49)は集まった日本シリーズ出場組以外の全選手とコミュニケーションを取り、バンテリンドームナゴヤでオーストラリアと戦う初戦(11月13日)が大事になることや、さまざまな戦略を駆使して1点をもぎ取りにいく考えなどを伝えた。 約1年半ぶりに袖を通した侍のユニホーム。JAPANの旗の下に集まったメンバーたちと顔を合わせればおのずと高揚感も湧いてきた。「日の丸を背負うことは特別なことですし、プレミアは僕が目標にしていた舞台。ユニホームに袖を通してやらないといけないという責任、重圧を改めて感じました」。レギュラーシーズンとはひと味違う雰囲気に高橋宏の表情は一層引き締まった。 今大会の侍最年少の22歳。それでも「グラウンドに立てば年齢も関係ない」と先輩に遠慮するつもりはさらさらない。今季は防御率1・38と圧倒的な数字を残して最優秀防御率のタイトルを獲得した右腕。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも日本代表に選ばれ、決勝・アメリカ戦ではしびれる場面での登板も経験済みだ。「自分が引っ張っていくじゃないですけど、周りに気を使いすぎず、自分がやるべきことをやっていきたい」と自らに求められる結果を残し、大きな背中でチームをけん引していく。
中日スポーツ