【ONE FF】大田拓真が惜敗、ブラジルが接戦をスプリットで制す
ONE Friday Fights 75 2024年8月16日(金)タイ・ルンピニー・スタジアム 【写真】ブラジルの左ミドルに左フックを合わせる大田 ▼第4試合 キャッチウェイトムエタイ(57.15kg)3分3R 〇ブラジル・Mエチャット(タイ) [判定2-1] ×大田拓真(振興ムエタイジム) 「NJKF2023年度年間表彰」にて最優秀選手=MVPに輝く大田は、2023年は5月にメキシコ『IRON FIST』でムエタイ世界王座を2R TKOで奪取、7月は新日本キックで王者・瀬戸口勝也を撃破。2023年最終戦(11月)ではNJKFに凱旋、タフな難敵ルークワンを迎えたがボディを効かせ、4Rにローキックで沈めた。2024年2月には笹木一磨を大差の判定に破り、NJKFフェザー級暫定王座に就いている。 ONE FFには2023年9月に初出場。従来のイメージを一新するハードな戦いを見せ、乱打戦の末に勝利した。2024年4月の2戦目では、コプター・ソー・ソンマイをロープに詰めての右ヒジ打ちで2R KO。ONE FF 3連勝なるか。 対するブラジルは、ONE Friday Fightsで1勝1敗。2024年2月にチャーリー・シンハ・マウインに判定勝ちも、5月の前戦でサマンチャイ・ソー・ソンマイに判定負け。7チャンネルでも試合をしている。 1R、ブラジルは右ローを蹴っていき、大田が左ミドルを蹴るとすぐに右ミドルを蹴り返しに来る。大田はジャブを突きつつ右ミドル、ブラジルは左右のミドルとローを蹴る。詰めようとする大田にローを多用するブラジル。大田がミドルをキャッチしてからの左右フック。ミドルの蹴り合いから大田が右ボディストレートを突き刺す。パンチを狙う大田にどんどんミドルとローを蹴るのはブラジル。 2Rも前に出てパンチを狙う大田に、ブラジルは右ローを蹴る。大田のワンツーにヒジを返そうとするブラジル。ワンツーで飛び込んでの左フックを見舞った大田は組んでのヒザ。前に出て圧をかける大田がジャブ、ブラジルの右オーバーハンドをかわすとパンチをまとめる。大田はジャブ、左ボディからのワンツーでブラジルが大きく下がる。一気に詰める大田だがブラジルは前蹴りで凌いだ。 3Rはブラジルが左フックを振って前へ出る。大田の右ミドルをキャッチしての右ストレート連打も。大田は左ボディから右フック。前へ来るブラジルへ左右ボディ。ブラジルは右縦ヒジを思い切り振り下ろす。ジャブで距離を取る大田は顔面とボディを打ち分けて右アッパー。今度は右フックからの左アッパー。それでもブラジルは前へ出て来る。そのブラジルのフックをダッキングでかわしていく大田。最後はブラジルの左ミドルに左右フックを合わせた。 接戦はスプリットデシジョンとなり、3Rに前に出たブラジルが勝利。大田はONEでの初黒星を喫した。
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