【更年期の漢方の選び方】「もっと強い漢方薬ないですか?」と患者さん。強い漢方、弱い漢方って?
漢方の良さは、ひとをまるごとみること。病気でなく病人をみる。
「この方の場合、もっと強い漢方を、と希望されました。その場合、 ・なぜそう思ったのか? ・ 今、何をいちばん治したいのか? ・どこがどうつらいの? など、カウンセリングしていくことで、ご本人が今の自分を客観的にみて、ただ、強いものが欲しいのではなく、今のいやな症状が変わってきて、それを治したいんだと気づいてくれたことが、よかったと思います。 漢方は気づきから始まる。 自分をみることで、気づきがうまれ、気づくことで、一歩前にすすめます。それは自分をなにより大切にすることにつながります。 新しい気づきと新しい漢方薬で、きっと、もっと笑顔が増えますね」
注:漢方薬については漢方専門の医師や漢方薬剤師、漢方アドバイザーなどにご相談・カウンセリングの上お飲みください。
【教えてくれたのは】 樫出恒代さん 漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。