いまを生きる若者、そしてかつて若者だったすべての人へ送る青春ドラマ 映画『国境ナイトクルージング』
映画『国境ナイトクルージング』の本予告映像、本ビジュアルが公開された。 本作は、第76回カンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉に出品され、ハリウッド・レポーターが選ぶ〈カンヌで見るべき20本〉に選出された。第96回アカデミー賞国際長編映画賞では、シンガポール代表となった注目作。 本作は偶然の出会いから、冬の延吉をぶらぶらと観光することになった男女3人に起こる心の変化を映像美と叙情的音楽で綴る青春映画。舞台は、文化が混じりあい、至るところで漢字とハングルが混在している、中国と朝鮮半島の国境にある町、延吉。知人の結婚式に出席するため上海からこの地を訪れたハオフォンだったが、お祝いムードになじめずその場を離れ、暇つぶしで観光ツアーに参加。しかし、その途中で携帯電話をなくしてしまう。 この度公開された予告映像では、エリート会社員のハオフォン(リウ・ハオラン)、バスガイドのナナ(チョウ・ドンユイ)、料理人のシャオ(チュー・チューシアオ)の3人が、池に張った氷を割る何気ない場面が映し出される。彼らは、それぞれの事情で孤独と葛藤を抱えていたが、磁石のように引き寄せられ、数日間を気ままに過ごすことになる。 主演は、『少年の君』での真に迫る演技が記憶に新しい、チョウ・ドンユイ。監督を務めたのは、デビュー作『イロイロ ぬくもりの記憶』で、第66回カンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したシンガポール出身のアンソニー・チェン。プロデューサーはティルダ・スウィントン主演作『MEMORIA メモリア』、チェン監督作『熱帯雨』のメン・シェ。そして撮影は『少年の君』のユー・ジンピンが担当する。 映画 『国境ナイトクルージング』 は、2024年10月18日(金)より全国公開。
otocoto編集部