竹田麗央がプレーオフを制して今季8勝目 来季から2年間の米ツアーシードを獲得/米女子ゴルフ
「将来は海外メジャーで優勝したいと思っているので、頑張っていきたいです」
4月の初優勝から一気に8勝目。2003年の不動裕理(10勝)、20─21年の稲見萌寧(9勝)に次ぐ、ツアー史上3番目のシーズン最多勝利数となった。そして来季からは夢の米ツアーへ─。竹田のシンデレラストーリーは、まだまだ続く。(鈴木和希)
★次週で年間女王決定の可能性も
年間女王を決めるメルセデスランキングで首位の竹田が、初の女王へ大きく前進した。4日間大会の今大会を制し、300ポイントを獲得。同ランク2位の山下美夢有との差を771・52ポイントに広げた。山下が逆転するためには、次週の「伊藤園レディス」で3位以上に入ることが絶対条件。最短では次週で女王が決まる。
▼これからも二人三脚
毎試合帯同して竹田をサポートしている母の哲子さんは、正規の18ホールに加え、プレーオフの6ホールも付き添って応援。「勝ってよかった。アメリカツアーへの切符をもらえたことが、本当にうれしいと思います」と目を細めた。来季から米ツアーに主戦場を移す娘を支えるため、哲子さんも一緒に渡米する予定。「麗央に負担がないように手伝うことしかできない。私はプレーしているわけではないので、大変ではないです」と、これからも二人三脚で戦っていく。