石破総理の“外交マナー”に物議 外務省の見解は 専門家「外務省のサポート不足」指摘【Nスタ解説】
■専門家「外務省サポート不足」「“日本の顔”としての自覚が足りない」指摘 日比麻音子キャスタ―: 各国の首脳が集まるAPEC首脳会議において、石破総理のマナーに様々な声が集まっています。 各国首脳が石破総理に挨拶に来ているにも関わらず▼スマホを操作したり、座って握手をする ▼歓迎式典では、各国首脳らは笑顔でにこやかに式典を見ている中、石破総理は“腕組み”をしているという場面もありました。 さらに、事故渋滞が発生していたということで、集合写真の撮影に間に合わず欠席ということになりました。このことについて、林官房長官は18日の会見で「首脳会議自体の成果や各国首脳との関係構築に影響を与えたとは考えておりません」と説明しています。 今後の外交に与える影響について、元外務省 国際情報局長の孫崎亨さんによりますと「すぐに大きな影響はないが、今回のようなマルチな外交の場でいい印象を与えなかったことは今後に役立つ良好な人間関係を作る機会を逸した」と指摘します。 さらに「外交の場に慣れていない。外務省の“サポート不足”もあったのではないか」といいます。 なぜ、ネガティブなところに注目が集まったのでしょうか。 SNSの炎上・リスク管理に詳しい桜美林大学 西山守准教授は「SNS上で政治に関する書き込みが増加している」といいます。 さらに「総理として成果がない中で言動に注目が集まり、必要以上に批判されてしまっている。実務上の成果も大事だが『日本の顔』としての自覚が足りなかったのではないか」と指摘しています。
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