グーグル兄弟会社Waymo、自動運転タクシーをLAでも一般提供
ロサンゼルスでWaymoの自動運転タクシーを呼ぶのが、より簡単になった。同社はこの地域でウェイトリストを廃止し、誰でも「Waymo One」アプリを使って乗車できるようにした。 これにより、Waymoのサービスを24時間365日利用できるようになる。サンタモニカ、ビバリーヒルズ、ダウンタウンを含むロサンゼルス郡の約80平方マイル(約207平方km)が対象で、今後さらに拡大していく。Waymoは2024年に入ってロサンゼルスで商業運行を開始しており、約30万人がウェイトリストに登録していたという。 Googleの親会社Alphabetの傘下にあるWaymoは、ここ数カ月間、米国全土で事業を拡大している。6月には同様に、サンフランシスコでウェイトリストを廃止。10月にはテキサス州オースティンで、リストに登録した人向けの配車を開始した。2025年までに、オースティンとアトランタで「Uber」アプリ経由で自動運転タクシーの利用を可能にする計画だ。フェニックス都市圏では、一般の乗客はすでにWaymo OneアプリまたはUberアプリでWaymoの自動運転タクシーを呼び出すことができる。 Waymoはまた、フェニックスの高速道路での自動運転車の走行テストも実施している。5月に米CNETに独占公開された動画では、運転手のいない車両が高速道路を走行し、車線変更などをする様子が紹介された。 筆者はサンフランシスコでWaymoの配車サービスをよく利用している。最初しばらくは少し気味悪く感じた(ハンドルがひとりでに回るのを見るのは普通ではない)ものの、すぐに慣れて、一般的な配車サービスと変わらないと感じるようになった。時間帯や場所によって料金や待ち時間は異なるが、筆者の経験では、料金はUberやLyftとほぼ同じだった(ただし、時折わずかに高くなる傾向がある)。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。