気持ちが明るくなる「ポジティブ言い換え」6つ。いちばん影響を受けるのは自分自身
自分の「言葉選び」に自信はありますか? 「この人の言葉って、なぜか胸に届くな」という言葉とそうでない言葉には、どんな違いがあるのでしょうか。50種類の仕事、約50カ国を旅してきた作家・有川真由美さんはこれまで、「この人のセンスは、研ぎ澄まされている」という人にたくさん出会ってきたといいます。有川さんの著書『センスいい人がしている80のこと』(扶桑社刊)より、センスのいい人の「言葉選びの習慣」を紹介します。
「言葉選びの習慣」で明るくなれる
昔、知り合いの女性にこんな悩みを打ち明けたことがあります。 「私、いろいろやり始めるのは得意なんですけど、続けるのが苦手なんです」 彼女はすぐにこう返しました。 「続ける必要ってある? きり替えが早くて、次に進めるのはすばらしいわ」 このとき、「言葉のセンスってこういうことだな」と思ったのです。 「続けるのが苦手」というネガティブな言葉を、「きり替えが早い」というポジティブな言葉にさらりと変換するのですから。 明るい人は、ネガティブな言葉をポジティブに表現する習慣があります。 気持ちを変えようとしても、変わってくれないものですが、言葉を変えるのは、簡単。そう、「言葉が先」で、思考や感情はあとからついてくるものなんです。
今日からできる「ポジティブ言い換え」6つ
ネガティブをポジティブな言葉に変換すると、こうなります。 ・優柔不断→慎重 ・いい加減→おおらか ・単純→純粋 ・頑固→自分をもっている ・未熟→伸び代がある ・あの人のせいで→あの人のおかげで 「全然給料が上がらない」と愚痴っても、「でも健康で働けるのはありがたい。キャリアアップできるようがんばる」と明るく締めくくる。 「仕事に行きたくない」と心で思っても、「さっさと行って、さっさと帰ってこよう」なんて言ってみる…。 言葉を体全体で受け止めて、いちばん影響を受けているのは自分自身。1週間、2週間と意識してやってみると、「今まで悩んでいたのはなんだったのか」と思うほど、物事はいい方向に導かれています。人間は使っている言葉でしか、思考することはできません。すべては、「言葉が現実をつくっている」のです。