東農大対青学大　勝利し笑顔でガッツポーズする青学大・佐々木（左）と中西（撮影・宮地輝）

＜東都大学野球：青学大9－1東農大＞◇第3週第4日◇4日◇神宮 　青学大が後半の大量得点で東農大に勝利し、勝ち点を3に伸ばし、首位を守った。 　先発の中西聖輝投手（3年＝智弁和歌山）が「青学大のプライド」をかけ先発のマウンドに立った。東農大1戦目で先発するも2回3失点で降板（試合は4－3で勝利）。「今まで勝ち星を取れていたのは、野手の力があったから。調子に乗っていたんだ、と。昨日のチームの負けが、忘れかけてたものを思い出させてくれた」。気持ちも新たに「本調子ではなかったけど、意地の張り合い。プライドをもって投げた」と、気迫を前面に出し7安打1失点、13奪三振で完投。春王者の力を見せつけ今季4勝目を挙げた。 　対戦した東農大の北口正光監督（57）も「中西投手の気迫に負けた。外の球をたたく練習をしてきたが今日は手が出なかった」と、脱帽した。 　今季は1戦目を任されるエースの存在も「うちのエースは児玉さん（悠紀・4年＝日大三）。2戦目に児玉さんが控えていて、中継ぎ、抑えで鈴木（泰成・2年＝東海大菅生）渡辺（光羽・3年＝金沢学院大付）がいる。とても心強い中で1戦目を投げられている。任されたところでしっかり投げるだけ」と、キッパリ。これからも足元をしっかり見据え、1戦1戦、戦っていく。