第91回選抜高校野球 「大舞台」諦めない精神で OBで京葉銀行軟式野球部・石原一成さん /千葉
<センバツ高校野球> ◇石原一成さん(29)=千葉市 2年生だった2006年夏、中堅手として県大会に臨み4強に進出しました。準決勝でプロ野球巨人の丸佳浩選手を擁する千葉経大付に延長十一回の熱戦の末に敗れましたが、思い出深いです。社会人になってからは軟式野球の最高峰、天皇賜杯で13年、18年に全国制覇を成し遂げました。 入学当時は170センチ、90キロの体格で「球拾いで3年間を終える」と言われました。1年の冬に走り込みや1日1000本の素振り、ウエートトレーニングを重ね、約20キロ減量すると、強打を武器に翌年からレギュラーに選ばれました。「努力で人は変われるんだ」と気づきました。 レギュラーでない選手も「いつか大舞台に立つ」という野心を持ち練習に励んでください。諦めない精神こそ私が習志野で学んだことです。