美輪明宏「この世は〈正負の法則〉で成り立ち、マイナスがあれば、必ずプラスもある。〈2024年はいいことがある〉と微笑んで」
現在発売中の『婦人公論』2024年1月号の表紙は、歌手の美輪明宏さん。青空が大好きだという美輪さん。今回の衣装は暗雲を蹴とばす青い空をイメージした衣装にしたそうで……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影=浅井佳代子 構成=篠藤ゆり) 【写真】優雅に踊るようなポーズでほほ笑む美輪さん * * * * * * * ◆希望が広がっていくように 今日の撮影では、青空をイメージして水色の衣装を選びました。私は青空が大好きです。 とくに秋から冬にかけての空は本当にすがすがしく、気持ちが晴れ晴れします。 2023年は、戦争や災害などマイナスなニュースが続いた一年でした。頭上に暗雲が垂れ込めている感覚の方も多いのではないでしょうか。 ですから、皆さんには青い空を感じてホッとしていただきたいのです。たとえ今は曇りでも、きれいな白い雲がちょこちょこ出てきて、大きな灰色の雲を蹴とばしてくれる。そして小さかった青い空がどんどん大きくなり、やがて美しい青に覆われる――。
新しい年を迎えるにあたり、そんなふうに希望が広がっていくイメージを衣装で表現しました。 ◆マイナスがあれば、必ずプラスもある 暗い気持ちにさせる出来事もたくさんありますが、私は決して悲観していません。 この世は「正負の法則」で成り立っており、マイナスがあれば、必ずプラスもあります。 皆さんも、「2024年、きっといいこともある」と信じて空を見上げ、にっこり微笑んでみてはいかがでしょうか。 (構成=篠藤ゆり、撮影=浅井佳代子)
美輪明宏
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