ミニのクロスオーバー型ピュアEV「エースマン」は、“オリジナル・ミニ設計者がいま作るとしたらこんなモデル”を具現化した1台
室内は空間的な余裕があって機能的
インテリアも、エースマンの大きな魅力です。ひとつは空間的余裕があること。リアシートのスペースも広くて、175cm超える大人が4人乗っていられます。荷室容量は300リッターあるので、全長4mのクルマとしては、かなり機能的だと思いました。 もうひとつ、インテリアのデザインも、エースマンの特長です。デザインが上手だし、素材使いに優れています。ブルーを基調に、バーミリオンを挿し色にした色づかいが雰囲気です。 とりわけ、ダッシュボードです。再生素材をニットのように使っています。編み物のように2色づかいにしているデザインが斬新。エースマン(と、先に登場したミニ・カントリーマンとミニ・クーパー)ならではの個性で、実に居心地がいいのです。 多方面にわたる性能ぶりゆえ“小さな巨人”などと呼ばれたオリジナル・ミニ。その衣鉢をどれだけ継いでくれているのか。実際に日常のパートナーとして使って、実体験してみたいものです。 【Specifications】 Mini Aceman SE 全長×全幅×全高:4080×1755×1515mm ホイールベース:2605mm 動力:電気モーター 駆動方式:前輪駆動 最高出力:160kW 最大トルク:330Nm 駆動用バッテリー容量:54.2kWh 一充電走行距離:414km(WLTC) 価格:556万円
<文/小川フミオ>