センバツ高校野球 「全国制覇目指す」 関東一に「旗」授与 /東京
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する関東一に21日、開会式の入場行進で掲げるセンバツ旗が贈られた。江戸川区にある同校で開かれた授与式で、スクールカラーの紫紺色の旗を受け取った高橋徹平主将(2年)は「東京代表として全国制覇だけを目指します」と意気込みを語った。【小林遥】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 式は多目的ホールで開かれ、野球部員やスポーツコースの生徒、教職員など約200人が出席した。都高野連の根岸雅則理事長は「甲子園で思う存分、関東一らしいプレーを発揮して、みんなに勇気を与えるような試合を展開してほしい」と激励した。 その後、センバツ旗が毎日新聞社の樋岡徹也とうきょう支局長から加藤雅子校長に手渡され、さらに高橋主将が受け取った。樋岡支局長は「昨秋の都大会では安定感のある投手陣とすきのない攻撃力で見事、優勝を果たしました。その全員野球を選抜大会でも発揮されることを期待しています」とエールを送った。 加藤校長は「一試合でも多く戦い、都の代表としてみんなの記憶に残るような戦いをしてほしい。一回でも多く関東一の校歌が甲子園に流れるのを楽しみにしています」と話した。米沢貴光監督は「センバツ旗をいただいて、甲子園が近付いてきたと改めて実感している。あと1カ月、精いっぱい練習して臨みます」と力強く語った。 ◇選手ら都庁訪問 選手らはこの後、都庁を訪れ、小池百合子知事と面会した。高橋主将は「秋の大会で戦ってきたチームの分も背負い、全力でプレーしてきます」と決意を語り、小池知事は「暑かった中での練習や寒い中での訓練を重ねて、その成果をぜひ甲子園で花開かせていただきたい」とエールを送った。部員らは都議会も表敬訪問した。 大会は3月8日に組み合わせ抽選会があり、同18日に開幕する。 〔多摩版〕