高校時代の“盟友“に…プロで再会した元チームメイト(4)"ポジション被り"からの大逆転!?
シーズンの半分以上を消化している2024年プロ野球。この世界で活躍する選手の中では、高校時代ともにプレーした同級生コンビも多い。それでも、プロ入りするタイミングは高卒だけでなく大卒、社会人を経てからなど様々なケースがある。ここでは、高校時代のチームメイトで、プロ入りのタイミングが異なった同期コンビを紹介する。
石原彪・山本祐大
京都翔英高でともに汗を流した石原彪と山本祐大。石原は高校卒業後、山本は独立リーグからプロ入りした。 両者は3年夏に甲子園を経験。初戦で浜屋将太(現:西武)を擁する樟南高に敗れたが、石原は「4番・捕手」、山本は「5番・中堅」として出場し、石原は2安打、山本は1安打を記録した。 その後、石原は2016年ドラフト5位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。山本は独立リーグの滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(現:滋賀GOブラックス)に進むと、捕手の座を確保。2017年ドラフト9位で横浜DeNAベイスターズに入団した。 同じ”捕手”としてプロ入りした両者だが、先に頭角を現したのは山本だった。ルーキーイヤーにプロ初打席でホームランを放つと、プロ6年目の昨季は71試合の出場で打率.277をマーク。今季も打撃は好調で、盗塁阻止率はセ・リーグ2位の.438を残している。 石原は昨季までの在籍7年間、一軍ではわずか5安打と苦しんでいた。それでも、プロ8年目の今季に自身初の開幕一軍を掴むと、4月2日の日本ハム戦でプロ初ホームランを記録。同20日の西武戦ではプロ初の猛打賞をマークし、ブレイクの兆しを見せている。 リーグは違えど、プロの世界で奮闘する両者。山本に続き、石原も一軍の主力になれるか期待したい。
ベースボールチャンネル編集部