ちょっと頑固でわがまま、でもそれがいい!瑞原明奈、したたかすぎる親満貫で会心トップ/麻雀・Mリーグ
戦略が見事にはまった。12月10日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第1試合では、U-NEXT Piratesの瑞原明奈(最高位戦)が登板。ヤミテンからの親満貫でトップ目を奪取し、12月6日に続いて個人連勝を決めた。 【映像】ぴったり狙い通り!瑞原明奈、逆転の親満貫が炸裂したシーン 当試合は起家からBEAST X・鈴木大介(連盟)、瑞原、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)の並びで開局。東1局では、亜樹が満貫・8000点をアガった。瑞原は、親番の東2局にリーチ・ツモ・タンヤオ・平和の7800点(供託1000点)を獲得。東2局1本場では、亜樹が跳満・1万2000点(+300点、供託2000点)を加点した。 「ツモが進まなかったり、あんまりアガれる感触がある手牌は来なかった」。前半は我慢の展開が続くも、南1局1本場では鳴きを重ねてダブ南・白・赤・ドラの満貫・8000点(+300点、供託2000点)を完成。南2局では白のみの1500点をアガった。トップ目の亜樹とは8600点差。そんな中で迎えた南2局1本場、瑞原は發の対子を落としてタンヤオ・平和の形へと進めた。 だが、鈴木大介がリーチをかけると、多井もドラ切りリーチ。それでも瑞原は「これ、降りなきゃいけないの?嫌だな」と対抗し、5・8索待ちのテンパイまで持ち込んだ。ここで、瑞原は「5索は(多井の)現物ということがひとつと、5・8索に自信がなかったので、終盤で危険牌を引いたらやめる選択肢も残っている」「8筒の方が切りやすい状況だったので、2・5筒を引いた時に自身も三色(同順)になるし、スライドで切ることができる」とヤミテンを選択。これが奏功し、トップ目の亜樹からタンヤオ・平和・赤・ドラの親満貫・1万2000点を成就させた。その後もアガリを重ねた瑞原は、5万点超えの快勝。今期5勝目を飾った。 これでチームポイントは+400ポイントを超え、2位のセガサミーフェニックスに肉薄した。試合後、瑞原は「自分としては結構、頑固な麻雀を打ったなという時間があって。控室に帰ったら、いろいろと言われるだろうな…ということが、既に心当たりがあるんですけど…」とした後、「頑固な麻雀を打って、なんとかトップを取れて、とてもよかったなと思います」と笑顔。「これからも、柔軟と頑固を合わせて頑張ります」。女海賊が目指すのは、連覇という名のお宝だ。 【第1試合結果】 1着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)5万3200点/+73.2 2着 BEAST X・鈴木大介(連盟)2万7500点/+7.5 3着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)2万5800点/▲14.2 4着 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)-6500点/▲66.5 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部