【夏の高校野球】岩手県大会の組み合わせ決まる
TVIテレビ岩手
7月10日に開幕する夏の高校野球岩手県大会の組み合わせ抽選会が27日行われ、出場する55チームの対戦カードが決まりました。 盛岡市内で行われた組み合わせ抽選会。ことしは5つの連合チームと単独廃校ルール適応の1校を含む55チームが甲子園出場をかけて熱戦を繰り広げます。 金ケ崎高校が使用する単独廃校ルールとは、部員不足の高校が近隣校から野球部員を借りて大会に参加できるようにする特別措置で、岩手県でこの制度が適応されるのは初めてです。 組み合わせを4つのブロックに分けて紹介します。 ■Aブロック 注目は今大会の軸になりそうな第1シードの花巻東。春の東北王者で、夏の連覇がかかる花巻東の初戦は去年ベスト8の盛岡第四と花巻農業の勝者に決まりました。 また秋ベスト4の水沢工業やおととし準優勝の盛岡中央。シード校の高田に加え、今年度新たに誕生した北桜高校などが名を連ねました。 花巻東・村上太一主将 「(優勝した)去年のチームとは全く別のチームだと思っていますし、(新チームで臨んだ)秋も初戦で負けているチームなのでチャレンジャーとして一戦一戦戦っていきたい」 ■Bブロック Bブロックの注目は秋の県大会王者・一関学院。昨年は連覇を目指したものの悔しい準々決勝敗退。リベンジに燃えています。 その他単独廃校ルールの金ケ崎や連合チームが集結したブロックになりました。 ■Cブロック Cブロックは混戦模様。シード校の大船渡や専大北上は、毎年上位を伺う実力校ですが、そうはさせまいと、去年の夏ベスト4の盛岡一高や秋の大会準優勝の久慈など力のある学校が集結しました。 その他は公立高校が多く、台風の目となれるのか注目です。 ■Dブロック Dブロックの軸は第2シードの盛岡大附属。去年はまさかの初戦敗退も、ことしの春は県で準優勝、東北大会でもベスト4と名門復活へのろしをあげました。 去年ベスト4の盛岡商業やシード校の盛岡誠桜などが強豪撃破を狙います。 盛岡大附・月島夏王翔主将 「相手はあると思いますが、常に矢印を自分に向けて一戦必勝で夏の頂点まで駆け上がりたい」 そして、選手宣誓は今年度で校名が最後になる盛岡南高校の下田大地主将が務めます。 盛岡南・下田大地主将 「盛岡南で単独で出られる最後の大会なので最後にふさわしい選手宣誓をして一番良い結果で終わりたい」 大会は7月10日に開幕し、順調に進めば、21日に準々決勝でベスト8が激突。23日に準決勝、25日に決勝戦が行われ、106回大会の王者が決まります。