「Z世代」がテーマの作品展 1990年代半ば以降の社会的出来事を作品を通して振り返り現代を考える【徳島】
1990年代半ばから2010年代半ばに生まれた、いわゆる「Z世代」をテーマにした作品展が徳島市で開かれています。 この作品展は、1990年代半ば以降に起きた社会的出来事などを作品を通して振り返り、「Z世代」が生きる現代について考えてもらおうと、徳島県立近代美術館が開きました。 スマートフォンを操作する指の動きをデジタル映像で表現した作品を見ると、複雑に絡む曲線は現代では欠かせなくなったスマートフォンと私たちの日々の暮らしとの関わりを示しています。 壊れた大切な宝物を手に複雑な表情を浮かべる子どもを描いた作品では、本能的に気持ちを表す子どもから多様性や個性を重んじる現代において、自分らしさとは何かを問いかけています。 作品展「“Z”と呼ばれる世代」は、一部作品の展示を変え2025年4月20日まで県立近代美術館で開かれています。