お金がいくらあっても足りない…3歳児とのゲームセンター「子連れ危険ゾーン」とは
1周200円は高いのか、普通なのか?
遊園地のジェットコースターもあっという間に終わってしまいますが、ものすごいスピードやアップダウンでヒヤヒヤさせてくれますよね。でも、ここはショッピングモールの一角の小さなスペース。そこを8の字に回るのですが、乗車時間は乗ったり降りたりの時間を入れても2分もかかっていません。「1周200円? ちょっと、ちょっと! あなた、いい仕事し過ぎてるんとちゃうの? せめてあと1周あってもええんとちゃうの?」とアンパンマンには何の罪もないのに、心の中で毒づいてしまいました(笑)。 息子の顔を見ると、高揚しつつも「もう終わっちゃったの?」という表情です……。きゃー! この後、「もう一回!」コールが出ないうちにこの場所から退散しなくては!! 緊急アラート発令です。もう、冷や汗が脇からドバッとです(笑)。息子には、「あー、みてみて! あっちの楽しそうなやつも見に行こう~」とごまかしながらなんとかその場を離れることに成功しました。 それにしても、「2周で400円かぁ。もちろん、ユニバやTDLとか行けばもっとかかるけど、それとゲームセンターとは規模も内容も違うし、そういうときはお金かかっても遊ぼうって親も腹くくって行くわけだし……。でも、子どもにとっては、アトラクションの大きい、小さいは関係なく、これは一度乗ったら子どもは絶対にもう一回って言うよね。1000円なんてあっと言う間になくなってしまうな。でも、高いと感じるのって私だけ? 我が家のお財布が極寒の冬になりかけているからなのか…? あぁ、もっとちゃんと節約しながらいっぱい働いて、息子がもう一回と言っても笑顔でいられる人間になるんや!」と、疑問やら反省やら決意に思いを馳せていると、別の親子が1周200円のアンパンマンの元へやってきたのです。 息子と同じようにキラキラと目を輝かせる男の子と、何も知らずに財布のジッパーをあけるママさんの姿。まるで数分前の私たちを見ているようなです。そして同じように2周の旅を終え「もう一回!」とおねだりする男の子の横で、ママさんもこうつぶやいたのです。「に…2周で400円…」と。まさにデジャブ……、勝手にその親子に親近感が沸き、「私もそう思っていますよ!」と熱いビームを送りました。 この出来事をXでポストしたところ、なんと約5万件の“いいね”をいただき、コメントも100件以上よせられました、私と同じように「高い…」と感じられた親御さんもいらっしゃったようで、少しだけホッとする気持ちになったうつ子でございました。中には面白いコメントもあったので、いくつかご紹介させていただきます。 ◆『JR運賃ならもっと遠くまでいけるのに…』 たしかに…! 本当の電車で子ども料金400円だとかなりの距離行けちゃいますよね。これからは本物の電車に乗ってたくさんお出かけもしていこうと思います(笑)。 ◆『子どもなら誰もがもう1回! と騒ぎ出しますな』 本当にそうなんですよね。このマシンでなくても子どもは楽しいと思うと何度でもやりたい、乗りたいが始まります。「楽しいことを1回で満足する」という思考はかなり大人になってから育まれるものなんじゃないかと思うのです。特に。絶賛イヤイヤ期継続中の3歳息子には、楽しいことは飽きるまで何度も何度もになりがちです(汗)。 ◆『栃木には1周600円があったよ…』 本当ですか!? それでも、需要があるということは、子どもの笑顔のためなら、払ってしまうぜ600円!! ! という親心なんですよね……。