お金がいくらあっても足りない…3歳児とのゲームセンター「子連れ危険ゾーン」とは
久しぶりに行ったゲームセンターで遭遇した恐怖
この日は家族で久しぶりにショッピングモールへお出かけしました。ショッピングモールには、息子がまだ歩けない赤ちゃんの時期によく行っていました。歩けるようになってからは、ショッピングモールには危険がいっぱいです。ガチャガチャコーナーやお菓子専門店など、息子にとって魅力的な誘惑だらけのお店が多すぎて、ちょっと歩いただけで、欲しいものを掴んで離さない→今度にしようね→ギャン泣き、というまさに想定内の展開が毎回くりかえされてしまい、ショッピングモールではなく「ショッキングモール」になってしまうのです。そんなこともあって、息子とのお出かけはショッピングモールを避け、博物館や動物園、芝生がある大きな公園など、お金をかけずにたくさん歩いて遊んでもらえるところに行くのが定番になっています。 ですが、この日は雨。博物館、動物園よりも室内で過ごせるところと「たまにはいいよね」と、ガチャガチャやゲームセンターなどの誘惑もある程度は覚悟して、ショッピングモールへ出かけたのでした。あちらこちらで、パパやママに抱きかかえられた息子よりちょっと年下の爆泣きした幼児の姿が目に入りました。きっと5分後の息子の姿かも……と、ちょっとドキドキしながら、ゲームセンターがあるフロアへ向かったのです。 フロアに行くと、一番目立つ場所に君臨していたのは、『アンパンマンのSL列車』でした。息子は、磁石に吸い寄せられるようにダッシュでアンパンマンに駆け寄っていき、「ママ! コレに乗る!」と目をキラキラと輝かせるのです。ウキウキの息子……、値段を見ると400円!! 心の中で、「高いな……、400円あったらキャベツにブロッコリーも買えちゃうな」と思いながらも、「いいよ~♪ コレ楽しそうだね~♪」と笑顔で言いながら小銭を4枚投入しました。 8の字に敷かれたレールの上をゆっくりと走っていく息子の姿をこれでもかとスマホに収める私。400円はちょっと高いけど、息子も喜んでいるし、お写真もたくさん撮れるし、よかったじゃない、と思っていると、「プシュ~!」と 列車は止まったのです。え!? もう終わり? 私は思わず声に出してしまいました。「に…2周で400円?」と。