DeNA、筒香嘉智先制打&牧秀悟1号3ランで二枚看板復活!一気に日本一王手も「油断はできない」【日本S第5戦】
◇31日 SMBC日本シリーズ2024第5戦 ソフトバンク0―7DeNA(みずほペイペイドーム) ◆筒香、お立ち台で絶叫&劇弾にのけぞる牧【写真複数】 不振だった二枚看板が復活を遂げて、DeNAの王手に貢献した。「7番・左翼」で出場した筒香嘉智外野手は3回2死一、二塁で中前に落ちる先制打。ベテランの声は弾んだ。「先制点が取れれば一番いい形になると思っていた。前の方々が必死につくってくれたチャンス。何とか返したかった」 技で先制点を手に入れると、7回の2安打目も三塁ベースに当たる内野安打の巧打で4打数2安打のマルチ。試合前まで13打数2安打、打率1割5分4厘だったが「一昨日いい感じでヒットが出たので感覚はいい」と気分は乗っていた。 試合前のミーティングで、筒香はこれまで以上の結束を呼びかけていた。本拠地で3連敗を阻止しようと一丸になるソフトバンクに対し、「その一枚上をいこう」と話し合った。 「3番・二塁」で出場した主将の牧秀悟内野手も目覚めた。1点リードの4回無死一、二塁で日本シリーズ第1号の左越え3ラン。「打てたことにほっとしている。なかなかヒットが打てなかったのでチームに貢献できて良かった」と笑顔を見せた。 今シリーズでは打率1割台の低迷。ベンチに入れなかった同学年の知野や伊藤光からは、ボールの待ち方などを助言されていた。仲間の思いも受け止めて、好結果につなげた。 連敗スタートからの3連勝で立場を入れ替え、一気に王手をかけた。牧は落ち着いている。「油断はできない。相手も敵地で勢いを出してくる。自分たちの野球をそのままホームでもできれば」。マシンガン打線にわいた1998年以来の歓喜を、横浜にもたらすときがきた。
中日スポーツ