〔NY外為〕円、154円台後半(18日朝)
【ニューヨーク時事】週明け18日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇基調が続く中で、円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=154円台後半で弱含みに推移している。午前9時現在は154円85~95銭と、前週末午後5時(154円11~21銭)比74銭の円安・ドル高。 海外市場で先行した円売り・ドル買いの流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は155円前半で取引を開始した。米長期金利の指標である10年債利回りが一時4.49%近辺まで上昇したあと、上げ一服となったが、円の買い戻しは限定的。トランプ次期政権が掲げる財政拡張的な政策がインフレ圧力を再び強めるとの警戒感に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が若干後退していることが、円売り・ドル買い地合いを後押ししている。 この日は、主要な米経済指標の発表はなく、シカゴ連銀のグールズビー総裁による発言機会が注目されている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0565~0575ドル(前週末午後5時は1.0533~0543ドル)、対円では同163円65~75銭(同162円65~75銭)と、1円ちょうどの円安・ユーロ高。