【NFL】ジェッツにとって「結束が大事」とQBロジャース
「リードを奪った状態でプレーしないとダメだ」とロジャースは述べている。
「だから、もっと早い段階で流れをつかむ必要がある。それは毎週言っていることだが、その秘訣を見つけ出さなければならない。今週はその点に重点を置いて取り組むつもりだ」
後半もジェッツの流れは改善せず、ロジャースがディフェンダーに押し潰される中で下半身をひねり、フィールド上で痛み苦しむ姿が見られた時には、大惨事に見舞われたかと思われた。しかし、ロジャースは一度もプレーを欠場することなく、キッカー(K)に対するバイキングスの反則でジェッツのオフェンスが再びフィールドに戻ると、ロジャースもすぐに復帰した。
「確かにひどくやられた。人の山の中に足が挟まって、足首を軽く捻挫したと思う」とロジャースは述べた。
「テントに連れて行かれそうになったけど、ラフィング・ザ・キッカーのペナルティがあったから、“もういい、フィールドに戻る”と言ったんだ」
再びフィールドに立ったロジャースは、17プレーで68ヤードを獲得するドライブを指揮し、フィールドゴールで得点を挙げたものの、負傷の影響で普段なら足を使って展開するプレーを諦める場面も見られた。一方、強力なジェッツディフェンスは試合終盤にもチャンスを作り、第4クオーターにはコーナーバック(CB)ブランディン・エコールスがインターセプトからタッチダウンを決め、3点差まで詰め寄った。
その後、バイキングスがフィールドゴールを決めたものの、ジェッツには残り3分7秒で6点差を逆転するチャンスが残された。ロジャースはジェッツを敵陣深くまで前進させたが、最後はWRマイク・ウィリアムスへのバックショルダーパスを見抜いたバイキングスのCBスティーブン・ギルモアにインターセプトされ、ジェッツの反撃はここで終わった。
「少し距離が足りなかった」と、3度目のインターセプトについてロジャースはコメントしている。
ロジャースは54回中29回のパス成功で244ヤードを獲得し、タッチダウン2回、インターセプト3回、パサーレーティング54.9に終わった。この試合でロジャースはNFL史上9人目の選手として通算パス獲得ヤード6万ヤードの大台を突破したものの、2勝3敗となったことで記録を祝うような雰囲気ではなかった。