【NFL】ジェッツにとって「結束が大事」とQBロジャース
クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとニューヨーク・ジェッツにとって、現地6日(日)にロンドンで行われた試合は、さまざまな意味で厳しい敗北となった。 【動画】2024年第5週:ロンドンゲームでバイキングスに挑んだジェッツ
第1クオーターにピックシックスを喫するという苦しい立ち上がりとなったロジャースは、後半に巻き返しを図り、第4クオーター終盤に反撃を試みたものの、この日3度目のインターセプトで試合は決着。ジェッツは23対17でミネソタ・バイキングスに敗れた。
後半早々に負ったケガでロジャースはさらなる窮地に追い込まれた。複数のディフェンダーに押し込まれ、体が不自然に曲がった瞬間は、今シーズンのジェッツが抱える攻撃陣の問題を象徴していた。高い志を持つチームにとって理想的なシーズンスタートではないにものの、ロジャースは仲間への信頼を失っていない。
「一番大事なのは、結束することだ。なぜなら、組織外の人たちの多くはジェッツを見放すだろうから」と、ロジャースは敗戦後に語った。
「だからこそ、俺たちは結束する必要がある。チームには大きな自信がある。ここから波に乗れるチームだと思う。その波が今週始まるのか、来週なのかはわからないが、選手やリーダーシップに自信を持っているし、この状況を必ず立て直せると信じている」
ジェッツのオフェンスは開幕から5週間にわたってスロースタートに苦しんできた。この試合でも、最初の2回のドライブで第1ダウンを獲得できず、続く2回のポゼッションでロジャースは試合をひっくり返すべく奮闘した。バイキングスのアウトサイドラインバッカー(OLB)アンドリュー・バン・ギンケルがカバレッジに下がったのを見逃してピックシックを喫し、その後のドライブではワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードへのパスがオーバースローとなった。前半のジェッツの攻撃は、バイキングス陣内で3度の攻撃チャンスをものにできず、苦しい展開が続いた。
ロジャース率いるオフェンスは前半終了間際に絶好のフィールドポジションを活かしてタッチダウンを決め、なんとか反撃の兆しを見せたものの、17対7で折り返すという厳しい展開を迎えた。前半のジェッツの攻撃はわずか99総獲得ヤード(ラン12ヤード)と低調な内容に終わった。