出産後に気づいた「この街に住んで失敗した!」 子育てしにくい街をどう避ける…経験者が語る“目からウロコ”のチェック方法
夜間小児救急の対応場所まで遠すぎる
さらに、夜間の小児救急へのアクセスも課題でした。 乳幼児が夜中に高熱を出したり、急に体調を悪化させたりするのはよくあること。初めてAさんの子どもが熱を出したのも、土曜日の夜でした。39度台の熱に不安を感じたAさん夫婦は、夜間診療を受けられる病院を探しましたが、なんと車で30分以上かかる中央病院しか見つかりませんでした。 車を持たないAさんはタクシーを呼びましたが、なかなか配車されず、長く不安な時間を過ごすことになりました。
スマホから調べられる「街の特徴」とは
「住む場所探しに失敗したかも。もっと同世代の子どもがいる街が良いのでは…」と感じ、引っ越しも視野に入れ始めたAさん夫婦。子育てしやすい街・しにくい街はどうやって見分けたらよいか悩んでいたところ、子育て経験者の友人Bさん(関東在住、40代、事務)から、目からウロコのアドバイスをもらったそうです。 そのアドバイスとは「Googleマップで、公文や習字教室、ピアノやバレエ教室など、個人宅で開かれる教室を検索すること」でした。子どもの教育に投資する家庭が一定数いる地域でないと、こういった教室は維持されにくいため、それらが少ない地域では、子どもや子育て世代の存在も目立たないかもしれません。 この話を聞いて「確かに…」と感じたAさん。物件情報をチェックするたびGoogleマップで調べてみると、エリアごとに全く状況が異なることに気づいたそうです。 実際に街歩きをしなくても、遠方からでも簡単に調べられるこの方法…子育て世代の住まい探しに役立つチェックポイントではないでしょうか。 (まいどなニュース特約・中瀬 えみ)
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