世界劇団が“余白を重視”して作った「the replication」横浜で開幕
世界劇団「the replication」が、明日12月12日に神奈川・BankART KAIKOで開幕する。 【画像】世界劇団「the replication」より。(撮影:古元道広) (他7件) 「the replication」は、3月に行われた「かながわパフォーミングアーツアワード2024」にて神奈川で初演された作品。9月には世界劇団「the replication-toyooka edition-」として、兵庫でリメイク版が披露された。今回は「横浜国際舞台芸術ミーティング2024(YPAM2024)」のフリンジ参加作品として、再び神奈川で上演される。 脚本・演出を手がける本坊由華子は開幕に際し「本作品は、サミュエルベケット『ゴドーを待ちながら』を下敷きにした演劇作品である。これまで私が創作してきたジャンルとは異なり、不条理演劇という余白を重視した作品だ。不条理とはインターバルである。言葉、身体、空間。様々なインターバルを意識した。インターバルが拡張し、余白になる。しかし、脳も身体も余白は無い。思考を網目のように巡らせ、五感を研ぎ澄ませて創造した。脳による創造と、身体による創造は、50:50でありたいものだ。……さて、クリエーションについて語るのは止めにしよう。なぜなら我々が創り出すのは不条理演劇なのだから。私の言葉も、余白を重視したい。さあさあさあ! お楽しみに!」とコメントした。公演は12月14日まで。 ■ 世界劇団「the replication」 2024年12月12日(木)~2024年12月14日(土) 神奈川県 BankART KAIKO □ スタッフ 脚本・演出:本坊由華子 □ 出演 本坊由華⼦ / 石松太一