「リアルで学校に行くのがめちゃくちゃ嫌だった」…小学校の不登校10年で5倍 人気高まる「オンラインフリースクール」とは?
◼️子どもは“高いクオリティ”を求められている?
小学生の不登校が10年で5倍になっている点について精神科医の熊代亨氏は「学校に社会適応することが昔より難しくなっている」と指摘した。 「昔の学校は多少めちゃくちゃでも良かった。友達同士でケンカしたり何か悪さをすることもあったが今はできない。実は現代は以前よりも“子どものクオリティ”は高くなくてはならず、学校が辛いと思う子どもも増えてくる」 さらに熊代氏は「小学生ならではの難しさ」を説明。 「小学生は先生などに反抗することも、自分の内側にある悩みを言葉にして大人にSOSを出すことも難しい。そうした中で、例えば朝『お腹が痛い』『頭が痛い』というメッセージを体の問題ととるのか、メンタルや学校の問題ととるのか、それ自体も難しい時期だ」 そして、こんな時代だからこそ、保護者の役割が重要だという。 「決断の1番大事な部分は親がやる必要がある。さまざまな情報を吸収し、お子さんにとって1番良い場所を選択する方向に進めていけたらいい。フリースクールや保健室登校など、親子密着になりすぎることなく第三者や専門家が入ることは風通しを良くする上で大事なことだろう」 (『ABEMAヒルズ』より)
ABEMA TIMES編集部