豪代表がW杯最終予選見据え“次期エース”を徹底サポート…18歳イランクンダについて指揮官「バイエルンへスタッフを送る」
オーストラリア代表がバイエルンへコーチングスタッフを派遣。次期エースを徹底的にサポートする。豪『news.com.au』が伝える。 北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本代表と激突するオーストラリア代表。 コーチ陣は来たる9月以降の戦いに向け、現在は「欧州組」の選手たちの動向を、重点的に追いかけているようだ。 グラハム・アーノルド監督は16日、取材対応の中で、今夏アデレード・ユナイテッドからバイエルンへ移籍した同代表FWネストリ・イランクンダ(18)に言及。 6月の二次予選ラスト2試合で初キャップを与えた“次期エース”について、徹底サポートの意向を明確にした。 「来週、レネ・ミューレンスティーン(※)をバイエルンに向かわせる。バイエルンとはすでに連絡をとっていて、イランクンダの様子だったり、起用プランなどを知れる範囲で知りたい。我々は彼をサポートするためになんでもする」 (※)豪代表のアシスタントコーチ。マンチェスター・ユナイテッド時代はサー・アレックス・ファーガソン元監督の副官 18歳イランクンダは豪州随一のタレントである一方、アデレード時代にラフプレーや言動、ピッチ外での態度など、メンタル面の課題を指摘されており、バイエルン移籍を控えて「落ち着いた環境でサッカーに集中させたい」との理由で、パリ五輪最終予選に招集されず。 それでも関係者の尽力・サポートにより、ここ数カ月はメンタル面の成長が伝えられる。 アーノルド監督は続けて「彼は素晴らしい、本当に素晴らしい才能の持ち主だ。自ら壁を乗り越えることが若者の成長に不可欠だが、周囲がサポートを怠ってもいいということではない」とコメント。W杯最終予選を見据えたイランクンダへの期待は明らかだ。 日本代表が15年間負けていないオーストラリア代表だが、次回対戦(10月15日)では、近年豪州に少なかったドリブラータイプのイランクンダが森保ジャパンの脅威となる可能性も。バイエルンが認めた逸材は本職右ウイングのため、対峙するのは伊藤洋輝かもしれない。
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