ドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」第5話より

日向坂46・加藤史帆と森カンナがW主演を務めるドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)の第5話が8月1日に放送された。理佐(優希美青)が彩香(加藤)に一生懸命に自分の気持ちを伝える様子が描かれて、胸が詰まる思いがした。SNSでも「ちゃんと気持ち伝えてえらい」「りさちゃんまじで抱きしめたい」「やぁだりさ、、、涙が出る」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】加藤史帆“彩香に手を握られ目を見開いて動揺する森カンナ“弘子” ■「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」とは 同作は、「Webアクション」(双葉社)での連載が話題となりコミックス化もされたSal Jiangによる同名漫画を原作にした、オフィス・ガールズラブコメディー。お互いをノンケだと思い込んでいる女性2人の究極の擦れ違いの恋模様を描く。 持ち前の負けん気でいちずに思い人を追い掛け、初恋街道を全速力で駆け抜ける“絶対に諦めない後輩”・兎田彩香を、連続ドラマ初主演となる加藤が好演。仕事ができて上司にも後輩たちにも慕われる一方で、過去のトラウマから“女好き”であることを隠し、身を潜めて生きていくべきだと決めている営業部エースの“絶対落とされない先輩”・鹿納弘子を、同じく連ドラ初主演となる森が演じる。 その他、彩香の優しい先輩で弘子が信頼を寄せる営業部・犀藤優也役に本田響矢、彩香の同期で親友の狛井理佐役に優希美青、彩香の1つ先輩のお調子者・熊谷亮役に山下永玖(ONE N' ONLY)、彩香の同期である出来事をきっかけに仲良くなっていく亀田郁実役に久保乃々花が配役。また、弘子の過去を知るレズビアンバーのママ役に、元宝塚花組男役・瀬戸かずやが扮(ふん)し、彩香と弘子を取り巻く多彩な登場人物たちがドラマを盛り上げる。 ■弘子がレズビアンバーの常連だと知った理佐は… 彩香は同じ職場の弘子のことが大好き。ある日、弘子にアピールするために黒髪を金髪に染め、ピンクのオフショルを着て出社した彩香。そのイメチェンぶりは優也をはじめオフィスをザワつかせるが弘子には全く相手にされない。 一方、行きつけのレズビアンバーでママや常連客相手に「あのノンケは危険だ!!」と管を巻く弘子は、本当は大の“女好き”で心の中では彩香からのアタックを食らいまくっていた。やがて、お互いをノンケだと思い込んでいる2人の勘違いがもつれ始める。 ひとりでレズビアンバーに行って弘子が常連であることを知った理佐は、彩香に話があると持ち掛ける。 ■理佐「彩香を好きなことを恥ずかしいなんて思わない！」 理佐が「弘子先輩、うそついてるよ。ごめん、この間、彩香と弘子先輩が話してるの聞いちゃって。バーの常連さんに聞いてきたの。エースだって言われてたの、弘子先輩だった」と話すと彩香は驚く。弘子が綾香にうそをついていると言い、「会社で打ち明けるのが恥ずかしいんだよ。彩香が女の子を好きな気持ちを明かしたのに、それでも恥ずかしいって思ってるんだよ」という理佐。「彩香が弘子先輩を好きな気持ちは知ってる。でも、それは会社で見てるかっこいい姿でしょ。本当の姿じゃないかもしれない。全部うそでもそれでも弘子先輩が好きなの？」と詰め寄って綾香に抱きつく理佐。 「彩香、私にしときなよ」と言って理佐は体を離し、彩香の目をしっかりと見つめて「前、好きな人がいるって言ってたの、彩香のことだよ。私は彩香にうそついたりなんかしない。女の子を、彩香を好きなことを恥ずかしいなんて思わない！」ときっぱりと言うのだった。 理佐が真っすぐに彩香を思う気持ちを一生懸命に伝える様子が切なくて、胸が詰まる思いがした。SNSでも「ちゃんと気持ち伝えてえらい」「りさちゃんまじで抱きしめたい」「やぁだりさ、、、涙が出る」とコメントが寄せられた。 ◆構成・文＝牧島史佳