【佐賀競馬・中島記念】ファン投票1位のシルトプレが5馬身差で圧勝 石川倭「肩の荷が下りました」
[中島記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、佐賀競馬場・ダート1800メートル] 22日、佐賀競馬場で行われた重賞・第40回中島記念は、1番人気シルトプレ(牡5・真島元)が2着に5馬身差つける圧勝でV。2着に2番人気アエノブライアン(牡6・池田忠)、3着には3番人気のマイネルサハラ(牡5・東真市)が入り、3連単の配当が590円という人気サイドの決着となった。勝ちタイム1分57秒4(良)。 ホッカイドウ競馬からの移籍初戦となったシルトプレは、前走の当地JBCクラシックで4着に入る健闘。ファン投票でも堂々の1位に輝いてここに臨んだ。スタートは遅れ気味だったが、道営時から主戦を務める鞍上の石川倭は冷静そのもの。残り1000メートルから徐々に進出して3コーナー手前で先頭に立つと、そこから突き放して2着以下をを寄せ付けずゴールした。 石川倭は「勝ててほっとしています。肩の荷が降りました」と単勝1・2倍の圧倒的支持に応えて胸をなで下ろす。続けて「いろいろと考えたけど分からなかったし、どんな競馬でもできるので、出てから考えようと思いました。外に持ち出したかったのでいいタイミングで出せましたし、馬の能力を信じるだけでした」と会心の勝利を振り返った。 石川倭は今年のホッカイドウ競馬でリーディングジョッキーに輝き、さらにこの中島記念の次に行われた7Rで地方競馬通算1200勝を達成。充実した一年を最高の形で締めくくった。 シルプトレにとっても、佐賀競馬の新ヒーロー誕生を印象付けた走り。レース内容にはまだ余裕が感じられただけに、来年2月の佐賀記念でJRA遠征馬を負かすシーンが今から期待される。
東スポ競馬編集部