おねんどお姉さん・岡田ひとみ(43)「おばあちゃんになっても“ねんドル”で」20年以上活動を続ける今の夢明かす
Eテレの番組に「おねんどお姉さんひとみ」としてレギュラー出演する岡田ひとみさん。ねんドル(ねんど職人+アイドル)として20年以上、国内外でねんどを教える岡田さんにこれからの夢を聞きました。(全4回中の4回) 【画像】小指の爪サイズでこの完成度!?おねんどお姉さんこと岡田ひとみさんの職人芸が光るミニチュアねんど作品の数々 ほか(全25枚)
■ネパールで教えて気づいたこと ── 日本各地のほか、世界各国でねんどレッスンを行っている岡田さんですが、国によって違いを感じたことはありますか? 岡田さん:去年最後に行った国がネパールだったんです。ネパールは日本語の授業を行う学校もあるほど日本に興味を持ってくれていたこともあり、すごく喜んでくれました。
最後に汚れた手を拭くためにウェットティッシュを配ったんですが、何も言ってないのに、私の持ってきた道具についてしまった絵の具をきれいに拭いてくれて。感動しましたね。使い捨てのパレットも綺麗にふいて「もらっていいですか」とうちに持って帰ってくれたんです。 その学校では一部のクラスだけでねんどレッスンをしたんですが、他のクラスの子どもたちもやりたがっていたみたいなんです。そこで、学校のスタッフの方がみずから材料を買ってきて、他の子どもたちにも同じように教えてくれたそうで。それを聞いたときは本当に嬉しかったですね。私ひとりではできることも限られているし、楽しむ文化が広げられたらいいなと思っています。
ちなみに、日本のねんどってすごく質が高いんですが、海外で売られていることはほとんどないんです。中国やアメリカのねんどはどの国でも見かけますね。 ── 海外にはどんなねんどがあるのでしょうか? 岡田さん:小麦ねんどはほとんどの国にあります。もともと着色されているもので、型にはめて遊ぶ、というものです。ザンビアのスーパーにもありました。 私の教室では、白いねんどに絵の具を混ぜて色を変えるんですが、それは海外でも驚かれますね。混ぜるとどんどん色が変わっていく、魔法みたいな楽しさを味わってほしいんです。