ルヴァン杯得点ランクトップも…長倉幹樹は痛恨PK失敗に涙「自分のせいで負けてしまった」
[11.2 ルヴァン杯決勝 名古屋 3-3(PK5-4) 新潟 国立] 自身のミスで優勝を果たせなかった。準優勝チームとして表彰台に上がると、悔し涙が止まらなくなった。アルビレックス新潟FW長倉幹樹はPK戦で2人目のキッカーを務めて失敗。試合後には「自分のせいで負けてしまった」と思いを吐き出した。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 2点ビハインドの状況で、流れを変えるべくピッチに立った。2-2で延長戦に突入すると、再び勝ち越しを許すが、2-3で迎えた延長後半6分に長倉が起点になる。中盤から左足でスルーパスを出し、FW小見洋太の2度目の同点ゴールを演出。「1対1の状況が作れて、パスが出せてよかった。小見ちゃんがすばらしい」と味方を称賛。「自分では(パスが)浮いたなと思ったけど、うまく合わせてくれてよかった」と振り返った。 3-3のまま決着はつかず、勝敗はPK戦にゆだねられた。2人目のキッカーを務めた長倉のキックはゴール枠外へ。「自分の技術力がなかった。(蹴った瞬間)やってしまったと思った」。その後、両チームのキッカーが決め切り、5-4で名古屋が試合を制した。 チームメイトたちは長倉に責任を負わせず、敗戦をチーム全体の課題として挙げていた。長倉は「ありがたいですけど……」と感謝しながら「勝ち切りたかった」と言葉を紡ぐ。今大会6ゴールで得点ランクトップとなった。だが、初タイトルをもたらすことはできず。長倉は今後について「勝たせられる選手になりたい」と力強く語った。