軽じゃないダイハツ「コペン」で国内ラリーに参戦！ 770ccに排気量アップして、WRCラリージャパン・クラス3連覇を狙います
今後のアップデートに期待！
2024年6月7日～9日に群馬県安中市を中心に開催された全日本ラリー選手権第5戦に、久しぶりにダイハツ「コペン」が参戦しました。2022年～2023年のWRCラリージャパンではクラス連覇を達成した、D-SPORT Racingのダイハツ「コペンGRスポーツ（相原泰祐／萩野司組）」ですが、今回は、なんと「軽じゃないコペン」での参戦となりました。 【画像】今後のアップデートが楽しみ！「コペンGRスポーツ」を見る（全7枚）
軽じゃないコペンとは？
2024年6月7日～9日、群馬県安中市を中心にアジアパシフィックラリー選手権として開催された「加勢裕二杯モントレー2024（全日本ラリー選手権第5戦）」の現場に、D-SPORT Racingのダイハツ「コペンGRスポーツ（相原泰祐／萩野司組）」が参戦した。 このモントレーで総合12位（RC5クラス優勝）の成績を収めたコペンは、これまでのものとは若干異なる仕様となっている。これまでもパーツの最適化など戦闘力を高めるためにさまざまなことを行ってきているはずだが、今回は、排気量アップをしてのエントリーとなった。 これについては、世界ラリー選手権を統括するFIAおよびラリージャパンのプロモーターのレギュレーションの配慮によって車両の自由度が上がったことがきっかけだ。そのレギュレーションによって、世界で一番小さいスポーツカーという定義は残したまま、その理想形を目指すことができるようになる。 そして、今回のモントレーではアジアパシフィック選手権のクラスがあることから、一番小さいスポーツカーの理想形を試す環境ができた。まずはここで試し、その課題を改善してから、成果をもってラリージャパンに行きたい、ということだ。 「今までは変えちゃいけなかったパーツなどにOKが出たりして、理想的なホイールトレッドのディメンション系であったり、エンジンの出力系といったところを探りたいですね。ルーフの材質の変更も許されました。そういった可能性もあって、さまざまなものを試すいい機会になりました」（関係者） ほかのラリー2車両と同じ仮ナンバーで参戦した今回のコペンは、排気量を770㏄と、KFエンジンの限界に近い排気量アップを行い、エンジンの出力を向上させている。今後どうするかはまだわからないけれども、とりあえず試してみたとの話だった。
