兼田将暉が斗麗に戦慄の1RKO勝ちで軍司泰斗、寺田匠との対戦をアピール「どっちともやりたい」【K-1】
「K-1 WORLD GP 2024」(10月5日、大阪・エディオンアリーナ大阪)で行われたフェザー級戦で兼田将暉(RKS顕修塾)が斗麗(WIZARDキックボクシングジム)に戦慄の1RKO勝ちを収め、トップ戦線への復帰を果たした。 兼田は「K-1甲子園2017」の-60kg級で優勝を果たし、プロデビュー後もACCEL、HEAT、RKSとさまざまな団体でベルトを獲得。2022年1月から再びK-1グループに参戦するとそこから5連勝。通算でもK-1グループでの戦績を6戦6勝とし、フェザー級王者だった軍司泰斗への挑戦を再三アピール。しかし勝ったほうが王座挑戦といった意味合いを持った戦いで寺田匠に判定負けを喫し、今回が再起戦だった。 1R、ともにサウスポーの構え。斗麗が左カーフ、左ハイ。兼田もローを返す。パンチの打ち合い。斗麗の左ストレートが伸びる。斗麗が前に出てヒザを出そうとしたところに斗麗が左のショートフックをカウンターで打ち抜くと斗麗は前にばったりとダウン。何とか立ち上がろうとするも立ち上がることができず、兼田が戦慄のKO勝ちを収めた。
兼田は試合後のマイクで「7月、寺田選手に負けて、この3カ月怖かったんですがなんとかKOで勝ててうれしいです。その寺田選手が王者になったので、僕と軍司選手とかおもろくないですか? 軍司選手は今後どうなるか分からないんですが、軍司選手ができないなら、寺田選手ともう1回タイトルマッチでお願いします」と軍司との対戦、もしくは寺田の持つ王座への挑戦をアピールした。 試合後の会見では「僕がK-1に出る前から軍司選手はずっと王者。王者だからやりたいというのもあったが、リスペクトもしている。でも、この前負けてしまって、軍司選手が次にフェザー級でやるかも分からないというのもある。まあ、どっちともやりたいです。軍司選手のことはずっと追っかけてきていたし、寺田選手はリベンジの意味も込めてやりたいです」と語った。そして最後は「王者級とやっていって、僕が絶対に王者になる」と力を込めた。