台風21号は温帯低気圧に 3連休の始まりは記録的な大雨の可能性 1か月分以上の予想降水量のところも【Nスタ解説】
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ことし最後の3連休の始まりは広い範囲で大雨となりそうで、最新の情報に注意が必要です。 【写真を見る】“秋の嵐” 警報級大雨に警戒 ■“秋の嵐”警報級大雨に警戒 ことし最後の3連休 日比麻音子キャスター: 2日(土)から、今年最後となる3連休になりますが、台風の影響が心配ですね。 気象予報士 森田正光さん: 台風から変わった温帯低気圧による大雨となりそうです。 台風が台湾に上陸した際に、勢力は少し弱まりましたが中心気圧が998hPaで、まだ台風です。 この後、温帯低気圧に変わって、2日(土)の午後3時に九州の西に進み、大雨が降るという予想です。 日比キャスター: 大雨は大雨でも、かなり警戒が必要な雨ということですね。 森田さん: 11月に100ミリを超える雨はあまりありません。 でも今回は、九州・中国地方で、場合によっては200ミリを超えるということなので、この時期としては記録的な大雨の可能性があります。 1日(金)夕方6時時点では、まだ台風です。 だんだん温帯低気圧に変わりながら東へ動いていきますが、その前面で雨の区域が広がっていきます。時速40~50キロくらいで抜けていくので、日本列島を通過するのに24時間かかります。 少なくとも3日(日)の朝までは、あちこちで雨が降ると思います。 <2日夕方までの24時間の予想降水量>※多いところで ●九州北部・四国 250ミリ ●九州南部・東海 180ミリ ●中国地方・近畿・関東甲信・北陸 150ミリ ●北陸 120ミリ 九州北部・四国で250ミリという予想で、夏だったらそんなに珍しいわけではありませんが、この時期としては、1か月分以上降ってしまうという感じです。関東甲信でも、大雨になることは免れないと思います。 ■2日(土)は全国的に雨 「熱気球大会」「花火大会」など次々中止に… 日比キャスター: 3連休に開催を予定していたイベントが中止となっています。 10月31日に開幕したアジア最大級の熱気球大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は毎年、約90万人が訪れるフェスティバルで、今年は15の国と地域から合わせて127機が参加していました。しかし、大雨の影響で1日・2日は中止になり、3日・4日は協議中だということです。