ゴールデン・グローブ賞<映画の部>ノミネーション、セレーナ・ゴメスの『Emilia Pérez』が最多10部門に候補入り
現地時間12月9日、第82回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表され、今年のカンヌ映画祭で注目を集めたジャック・オーディアール監督の『Emilia Pérez(原題)』が最多10部門に候補入りを果たした。 【写真】セレーナ・ゴメス、1100万円のダイヤを身に着けてプレミアに 本作は、性転換手術を受ける麻薬カルテルのボスを主人公にした作品。ミュージカル/コメディ部門作品賞ほか、監督賞、カーラ・ソフィア・ガスコンの主演女優賞、ゾーイ・サルダナとセレーナ・ゴメスの助演女優賞、脚本賞などにノミネートされた。セレーナはドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』で<テレビの部>でも主演女優賞候補となっており、Wノミネートとなった。 次点となったのは、ブラディ・コーベット監督が、ホロコーストを生き延びアメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の苦悩を描いた『ブルータリスト』。作品賞(ドラマ部門)とエイドリアン・ブロディの主演男優賞、フェリシティ・ジョーンズの助演女優賞、ガイ・ピアースの助演男優賞など7部門で候補入りを果たした。 また、昨年から導入されたヒット作を称えるシネマティック&ボックスオフィス・アチーブメント(興行成績賞)には、『エイリアン:ロムルス』や『ビートルジュース ビートルジュース』、『デッドプール&ウルヴァリン』、『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』などが候補となっている。 授賞式は2025年1月5日に開催される予定。 <映画の部>主な候補者・候補作品は以下の通り。 ■作品賞(ドラマ) 『ブルータリスト』 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 『教皇選挙』 『デューン 砂の惑星PART2』 『Nickel Boys(原題)』 『セプテンバー5』 ■作品賞(コメディ&ミュージカル) 『ANORA アノーラ』 『チャレンジャーズ』 『Emilia Pérez(原題)』 『リアル・ペイン~心の旅~』 『The Substance(原題)』 『ウィキッド ふたりの魔女』 ■主演女優賞(ドラマ) パメラ・アンダーソン『The Last Showgirl(原題)』 アンジェリーナ・ジョリー『Maria(原題)』 ニコール・キッドマン『ベイビーガール』 ティルダ・スウィントン『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』 フェルナンダ・トーレス『I’m Still Here(原題)』 ケイト・ウィンスレット『Lee(原題)』 ■主演男優賞(ドラマ) エイドリアン・ブロディ『ブルータリスト』 ティモシー・シャラメ『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 ダニエル・クレイグ『Queer(原題)』 コールマン・ドミンゴ『Sing Sing(原題)』 レイフ・ファインズ『教皇選挙』 セバスチャン・スタン『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 ■主演女優賞(コメディ&ミュージカル) エイミー・アダムス『Nightbitch(原題)』 シンシア・エリヴォ『ウィキッド ふたりの魔女』 カルラ・ソフィア・ガスコン『Emilia Pérez(原題)』 マイキー・マディソン『ANORA アノーラ』 デミ・ムーア『The Substance(原題)』 ゼンデイヤ『チャレンジャーズ』 ■主演男優賞(コメディ&ミュージカル) ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン~心の旅~』 ヒュー・グラント『Heretic』 ガブリエル・ラベル『Saturday Night(原題)』 ジェシー・プレモンス『憐れみの3章』 グレン・パウエル『ヒットマン』 セバスチャン・スタン『A Different Man(原題)』 ■助演女優賞 セレーナ・ゴメス『Emilia Pérez(原題)』 アリアナ・グランデ『ウィキッド ふたりの魔女』 フェリシティ・ジョーンズ『ブルータリスト』 マーガレット・クアリー『The Substance(原題)』 イザベラ・ロッセリーニ『教皇選挙』 ゾーイ・サルダナ『Emilia Pérez(原題)』 ■助演男優賞 ユーラ・ボリソフ『ANORA アノーラ』 キーラン・カルキン『リアル・ペイン~心の旅~』 エドワード・ノートン『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』 ガイ・ピアース『ブルータリスト』 ジェレミー・ストロング『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』 デンゼル・ワシントン『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 ■監督賞 ジャック・オーディアール『Emilia Pérez(原題)』 ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』 エドワード・ベルガー『教皇選挙』 ブラディ・コーベット『ブルータリスト』 コラリー・ファルジャ『The Substance(原題)』 パヤル・カパディア『All We Imagine as Light(原題)』 ■脚本賞 ジャック・オーディアール『Emilia Pérez(原題)』 ショーン・ベイカー『ANORA アノーラ』 ブラディ・コーベット、モナ・ファストヴォルド『ブルータリスト』 ジェシー・アイゼンバーグ『リアル・ペイン~心の旅~』 コラリー・ファルジャ『The Substance(原題)』 ピーター・ストローハン『教皇選挙』 ■非英語作品賞 『All We Imagine as Light(原題)』(アメリカ、フランス、インド) 『Emilia Pérez(原題)』(フランス) 『The Girl with the Needle(原題)』(ポーランド、スウェーデン、デンマーク) 『I’m Still Here(原題)』(ブラジル) 『The Seed of the Sacred Fig(原題)』(アメリカ、ドイツ) 『Vermiglio(原題)』(イタリア) ■アニメ映画賞 『Flow』 『インサイド・ヘッド2』 『Memoir of a Snail(原題)』 『モアナと伝説の海2』 『ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!』 『野生の島のロズ』 ■シネマティック&ボックスオフィス・アチーブメント(興行成績賞) 『エイリアン:ロムルス』 『ビートルジュース ビートルジュース』 『デッドプール&ウルヴァリン』 『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』 『インサイド・ヘッド2』 『ツイスターズ』 『ウィキッド ふたりの魔女』 『野生の島のロズ』