鴨川市などでレンコンの収穫本格化 「サラダや甘酢漬けでどうぞ」(千葉県)
南房総市や鴨川市内で、旬を迎えたレンコンの収穫が始まっている。同市畑に本社を置き、「鴨川サラダれんこん」の名で販売している株式会社髙橋れんこん(髙橋豊代表)では9月30日、従業員らが土の中から節が連なったレンコンを掘り出していた。 髙橋代表は、知人の紹介でレンコン栽培に興味を持ち、旭市の熟練者の指導を受け、2005年ごろから鴨川市畑の田んぼで栽培をスタート。「脇役だったレンコンを主役に」との思いで蓮田を拡大し、現在は南房総市の和田地区や丸山地区を含む計4カ所約2ヘクタールで栽培している。
収穫は8月中旬から始まり、この日は、事前に葉を刈った和田地区の蓮田で、従業員が腰まで水に漬かりながら高水圧の水で土をほぐし、レンコンを探して引き上げていた。 有機栽培にこだわり、重粘土質の土壌で育った「鴨川サラダれんこん」は、ナシのようなシャキシャキとした食感と甘みが特徴。髙橋代表は「皮をむいて薄くスライスし、熱湯にくぐらせて、サラダや甘酢漬けにして食べるのがお勧め」と話している。 収穫は来年4月ごろまで。東京の百貨店や鴨川市内のホテルなどにも出荷しており、安房地域では、道の駅の富楽里とみやま(南房総市)やグリーンファーム館山(館山市)、里のMUJIみんなみの里(鴨川市)などで販売している。 同社では、収穫を手伝ってくれる人を募集している。問い合わせは、髙橋れんこん(04・7092・9612)へ。