阪神は采配面で焦りが見える。それと藤浪の投球……なぜこうなってしまったのか!?【岡田彰布のそらそうよ】
控え選手も外国人もしっかりと仕事をこなす広島
7月26日の広島戦で先発した藤浪[中央]は1回持たず5失点降板に……藤浪再生の道は過去をひも解くことも必要やと思うわ/写真=石井愛子
外に出る。すると、すぐに額がジトッとくる。汗がにじむ。次は首筋。汗が流れ出す。いや、流れるというより、吹き出る感覚よ。暑い。ホンマ、酷暑だわ。でも、オレは休みになるとゴルフに向かう。夏は苦手ではない。いや好きなほうよ。現役時代もそうやった。夏になると、暑くなると調子を上げるタイプやった。 もちろん心掛けていたことがある。よく食べること。それも肉をいっぱい食べた。食欲がないから……なんて言っておられない。食べて、食べて、暑さを超えるスタミナを蓄える。そして眠ること。寝苦しさはあるけれど、とにかく夏は眠るが勝ちだ。そうでないと、体が持たなくなる。 今もその習慣が続いている。適度に水分補給し、ゴルフの前の日は、食べて、寝て……だからバテない。幼いころから野球一筋。暑い夏でも手抜きなしで練習してきた。それが体に染み込んでいる。だから少々のことではへばらない。 そんな夏、プロ野球も重要な時を迎えている。残り試合は半分を切った。ここで踏ん張れるか。ここで巻き返せるか。それがペナントの分岐点である。ということでセ・リーグの注目カード、阪神対広島3連戦(甲子園)である。7月24日から26日までの3試合。阪神にとっては3連勝しかない。それほど切羽詰まった状況下で・・・
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週刊ベースボール