フランス代表、デシャン監督が苦言…国歌へのブーイングに「残念な流行」「こういった世の中はひどい」
フランス代表のディディエ・デシャン監督が、イタリア代表戦前の国歌斉唱の際のブーイングについて言及した。 フランス代表は17日に敵地で行われたUEFAネイションズリーグ・リーグA第6節でイタリア代表と対戦。DFルカ・ディーニュがアドリアン・ラビオによる2得点など全3得点に絡む活躍を見せ、フランスは3-1の勝利を収めている。 デシャン監督は試合後、「特にイタリアでプレーする選手はある種の誇りを感じているだろう。明日よりリラックスした状態でそれぞれのクラブに戻れるだろう」と勝利への手応えを口に。「イタリアは一戦目(1-3でフランスが敗戦)で我々を苦しませた。ずっとライバル関係が続いているからね」と語ると、試合前の出来事についても言及した。 「今は残念ながら国歌へブーイングすることが流行っている。拍手を送り始めてくれた選手たちのことは気に入っているけどね。しかし、なぜこんなことが起こるのか理解できないし、私はサッカー界に限らず、こういった世の中はひどいと思う」 「それとは別に、フランス人の選手とイタリア人の選手の間にはお互いへのリスペクトというものがある。(現役時代は長年ユヴェントスでプレーした)自分も昔はそうだったが、一緒にプレーするのだからね」 「試合前と試合後は友人同士だが、90分間の間は戦いだ。なので、イタリアがこれまでいかに良いプレーを見せたのかを知ることは、選手たちのさらなるモチベーションにつながっただろう。イタリアは今日良いプレーを見せた。だが、我々はたくさんの部分でより良いプレーを見せたため、妥当な勝利だったと思う」