鹿島大失態…東京Vに3―0から追いつかれサポーター大ブーイング ポポヴィッチ監督「責任は私にある」
◆明治安田J1リーグ▽第13節 鹿島3―3東京V(12日・カシマスタジアム) 鹿島は東京Vと3―3で引き分け、4連勝を逃した。16年ぶりに実現したオリジナル10同士のカードで3点を先取するも、後半途中からプレー強度がガクッと落ち、続けざまにゴールを許した。 * * * 前半5分、相手のハンドで得たPKをFW鈴木優磨が冷静に決めて先制に成功。同8分には相手の左サイドを崩し、最後はMF名古新太郎が流し込んで2点目を挙げた。前半の終盤は不用意なミスも目立ったが、後半5分にCKからDF植田直通が豪快に決めて3―0に。試合はこのまま終わるかに思われた。 しかし、中2日で行われる次戦を見据えて相次いでメンバーを入れ替える中、失点を繰り返した。後半24分、36分にゴールを破られると、焦りからボールキープもままならなくなってしまう。後半48分に同点ゴールを浴び、勝ち点2を取りこぼす形となった。試合終了と同時に、スタンドからは大ブーイングが起きた。 ポポヴィッチ監督は「もちろん交代カードを切るのは私なので、責任は当然私にある」と振り返り「連戦を考えたし、名古や、師岡、知念も強度が少しずつ落ち、足が止まる様子が見えたので代えた。ただ前節と同じように、代わって入った選手に強度を出し、流れを変えてプレーさせることができなかった」と悔いた。
報知新聞社