台湾発の迷惑電話対策アプリ「Whoscall」に新機能「自動Webチェッカー」を搭載
電話番号識別サービス「Whoscall(フーズコール)」の運営・開発のWhoscalは、詐欺などが行われる危険なWebサイトを即座にユーザーに警告する新機能「自動Webチェッカー」の提供を始めると9月3日に発表した。ユーザーが詐欺など危険性があるWebサイトにアクセスした際に、電話・ネット詐欺対策アプリのWhoscallがリアルタイムで警告を表示して、危険なサイトと気が付かずにアクセスすることを阻止する。無料で利用できる。
アプリのWhoscallは、台湾Gogolookが開発・提供して全世界で1億超、台湾で2人に1人がダウンロードした実績がある。詐欺の急増を考慮してGogolookは、スタートアップ企業を支援する福岡市に日本法人のWhoscallを2020年11月に設立した。最新バージョンのアプリをインストールして、ホーム画面の「URLスキャン」をタップし、「自動Webチェッカー」機能を有効化して操作ガイドに従って設定すれば利用できる。
Gogolookは台湾、韓国、タイ、フィリピン、マレーシアの捜査当局と協力して詐欺被害対策に取り組み、日本では福岡市や渋谷区のAIやIoTの先端技術を活用した社会課題の解決につながる実証実験プロジェクトに採用された。東・東南アジア最大の26億件の各国電話番号データベースを有し、AI技術を用いて詐欺の電話番号を検出。不審なSMSや悪意のあるリンクはハイパーリンクスキャンテクノロジーで0.5秒で検出して通知する。