【MLB】 エンゼルスが一塁手アロンソ獲得を検討か 通算226本塁打も近年は調子落とす
日本時間1月3日、エンゼルスがFAの一塁手ピート・アロンソの獲得を検討していると、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が「ブリーチャー・レポート」のライブ配信の中で発言した。メッツからFAとなっているアロンソは、メッツとの再契約交渉が難航しており、ジャイアンツやエンゼルスといった球団も争奪戦に加わるかもしれないと報じられている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 30歳のアロンソは通算226本塁打、オールスター選出4回を誇る球界屈指の一塁手だ。ただ、ここ2シーズンは確実性が落ち、打撃の調子がやや下がっている。昨季は162試合に出場して34本塁打を記録したものの、OPSはキャリアワーストの.788に終わった。総合指標fWARでも、短縮シーズンだった2020年を除いてキャリアワーストの2.1に留まっている。 古巣メッツはフアン・ソトを獲得してもなお、アロンソと接触し続けていたが、両者の間には大きな隔たりがあると報じられていた。その間に一塁手市場は大きな進展を見せ、クリスチャン・ウォーカー(アストロズと契約)、ポール・ゴールドシュミット(ヤンキースと契約)、ジョシュ・ネイラー(ダイヤモンドバックスへトレード)など有力な一塁手の去就が立て続けに決定。アロンソの移籍先候補に挙げられていた球団が立て続けに一塁手を獲得してしまったため、アロンソの市場は縮小していた。 最近になって名前が挙がるようになったのが、打線の強化を目指すジャイアンツとエンゼルスだ。ジャイアンツは地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」が「ジャイアンツはアロンソをレーダーに捉えている」と興味を示していることを報じていた。そして、3日になってヘイマン記者がエンゼルスが争奪戦に加わる可能性を報じた。 エンゼルスは昨季チームOPSがMLB28位に終わり、打線の強化を目指している。一塁手には22歳のノーラン・シャニュエルがいるが、もしアロンソを獲得すればどちらかをDHで起用することも視野に入りそうだ。あるいはDHを務めると予想されるホルヘ・ソレア、あるいはシャニュエルの外野での起用も増えるかもしれない。