「苦しいし痛い…」男性社員が電極パッドで生理痛を体験 想像超える痛みで学んだ「気遣いの大切さ」
静岡放送
多くの女性が経験する「生理痛」ですが、その苦しさを男性社員にも実感し、理解を深めてもらうため、静岡県富士市で「生理痛の体験会」が開かれました。 【写真を見る】「苦しいし痛い…」男性社員が電極パッドで生理痛を体験 想像超える痛みで学んだ「気遣いの大切さ」 男性従業員にとっては想像を超える痛みでした。静岡県富士市のリサイクル会社で開かれた生理痛の体験会。生理痛の体験に使ったのは2枚の電極パッドです。パッドを下腹部に貼り、電流を流すことで弱から強までの3段階で生理痛の際に起こる子宮周辺の筋肉の収縮を再現します。 <女性従業員> 「これは結構、痛い時と痛くない時と波があるんですけど、本当の生理ってずっと痛いのが続いている感じなので、まだ優しい方だと思います」 <男性従業員> 「苦しいし、痛いって感じです」 記者も実際に体験してみましたが… <東部総局 青島悠記者> 「おー、これで弱ですか。ちょっと立っているのが、だいぶツラくなってくるくらい、凄い痛みを感じます」 企画したのは社長の稲葉さん、生理痛を理解するには体験するのが一番だと考えました。 <稲葉商店 稲葉一剛社長> 「頭ではわかってても、こういう痛みをもう毎月体験されてるんだなというのを知るだけでも全然違うかなと思いましたので」 民間調査では、女性の生理痛の頻度について男性の7割以上が「わからない」「生理痛はない」と答えていて、男性の生理痛への認識が低いことがわかっています。 <女性従業員> 「同性の人でも結構仲良くないと(生理の事は)言いづらいので、やっぱり男性となるとなおさら言いにくいというのはあります」 <女性従業員> 「やっぱり男性の方はどうしても(生理痛を)理解できないと思うので、こういう体験を通して少しでも女性の気持ちをわかってもらえたらなと思います」 稲葉社長は「生理休暇」を取りやすい環境作りを進めたいと話しています。 <稲葉商店 稲葉一剛社長> 「やっぱり他人に対する思いやりと言いますかね、そういう気遣いは体感しないとできないかなと思いますので、そういう面では良い機会だったかなと思います」
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