クルマだけじゃない「ホンダ」ジェットから耕うん機まで
ホンダはそれをひっくり返した。正直なところ専門性が高すぎて詳細な理解はできていないが、概念だけは理解できた。それはこういうことだ。主翼は空気の流れを乱す。乱して抵抗になるからこそ揚力が発生するわけだ。それならば、その乱れと逆位相の乱れをぶつけてやれば、打ち消しあってむしろ抵抗が減る可能性がある。 そこでホンダはコンピューターシミュレーションによって、胴体、主翼、エンジンが作る気流の乱れがトータルで最小になる位置を探し出した。エンジンを機体の整流器として使うという逆転の発想だ。 こうして低燃費かつ高速で、航続距離が長く、しかもキャビンスペースが広いという魔法のようなビジネスジェットが誕生したのだ。
■耕うん機
《ピアンタ/プチな/こまめ/他》10万7784円より 耕うん機は畑の広さで大きく分けて3種類ある。30坪までの家庭菜園向けのクラス、100坪までのやや広めに対応したクラス、300坪までの本格的な畑に対応したクラスだ。面白いのはカセットコンロ用のボンベを燃料にエンジンを動かせるタイプがあること。 クルマやバイクのように公道を走れない家庭用耕運機の場合、ガス欠したら給油が大変だ。ガソリン携行缶を使うにしてもセルフスタンドでのユーザーによる給油は法律で禁止されている。地域によってはスタンドの従業員でもガソリン携行缶への給油ができないなど不便な状況が拡大しているのだ。そこで、それほど出力のいらない家庭菜園用にカセットボンベを使うタイプが現れたのだ。
■発電機
《enepo/EU9i/EX6/EXT4000/他》11万8800円より レジャーやDIY、災害時など発電機があれば便利なケースは少なく無い。ホンダでは900Wから5500Wまで様々な能力の発電機を発売しており、従来のガソリンエンジンに加えて、耕うん機同様にカセットコンロが使えるモデルがある。
■電動カート
《モンパル》37万8000円より いわゆるシニアカー。1回の充電で約25キロ(平坦路で時速6キロの場合)走行可能だ。フロントフェンダーがタイヤと一緒に動く上、着座したままタイヤが見渡せる構造によって、段差や溝にタイヤがひっかからない様に運転しやすい。お年寄りの乗降性に配慮して乗り降りの際回転するシートなどを装備している。